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MEGURU FLUTE ACADEMY
私は、いつ「人間性」を失ったのか
今から振り返ると 【地獄の】アンサンブルの授業が 始まりました。 初めの頃は 和気あいあいと みんなが 仲良くやっていました。 グループ分けは 自主性に任されていました。 「じゃあ、4人ずつのグループを 作ってください」 教授がそう言って 私たちは自由にグループを組みました。 最初は、 誰と組んでも楽しかったのです。 しかし、 お互いの実力を知るうちに 空気が変わっていきました。 オーケストラの乗り番は 成績順。 コンクールの結果も みんなに丸わかり。 誰が何番の成績かなんて、 隠しようがありませんでした。 「○○ちゃんがいてよかった〜」 そんな声が聞こえる時もあれば 「あいつがいるから最悪だ」 そんな空気になる時もありました。 「はい、グループ組んで」 教授がそう言った瞬間 教室の空気が 変わるようになりました。 誰と組むか。 それは 「誰が吹けるか」 「誰が吹けないか」を 全員が知っているからです。 私は「吹ける側」にいました。 少なくとも、 そのつもりでした。 しかし常に不安でした。

MEGURU
2025年12月27日読了時間: 4分
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