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MEGURU FLUTE ACADEMY
音楽高校に合格、新しい世界のはじまり
あっという間に時は過ぎ 高校の推薦入試当日を迎えました。 寒い2月。 高校の校門に着くと なんと 中学校の体育の熱血先生が 校門前に立っていました! 「おう! 当たって砕けて来い! 頑張って来いよ!」 ・・・・ 砕けちゃダメだろ・・・ と思いながら、 「…ありがとうございます」 と言って、 高校の門を潜りました。 試験会場に着きました。 控室は、 広い部屋でした。 グランドピアノが置いてあって、 半円状の音楽科専用の部屋。 推薦を受ける子たちが全員集められました。 もちろんフルート以外の楽器もいました。 特に、 バイオリンの子たちは フルートとは比べ物にならないくらいレベルが高く 同じ年齢なのに 控室で練習をしている音がまるで CDから聞こえてくる 音のように感じました。 正直ここでも楽器ごとのレベルの差を ひしひしと感じました。 実技試験はスケール(D-durとh-moll) エレジーの演奏でした。 我ながら高校入試で出された スケールの調を覚えている事にびっくりです😅笑 試験会場は舞台と同じ、 薄暗い暖色のライティングのちょっと

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12月6日読了時間: 3分
幸せが舞い落ちる受験曲
前回は ソルフェージュという 壁に挑んだ話をしました。 中3なのに、小学生と同じクラス。 でも、 コツコツと努力して 「大丈夫よ」と言われるまで成長できました。 さて、 音楽高校の推薦入試には 実技試験がありました。 D先生が選んだ受験曲は ドンジョン作曲 「エレジー」という曲でした。 ・・・またフランスものでした。 中2のコンクール本選で吹いた ノブロの「メロディー」もフランスのもの。 私、 フランス音楽と 相性悪いのかな… と思いました。 楽譜を開きました。 そして、 驚いたことがありました。 曲の冒頭に 詩が書いてあったんです。 フランス語の詩。 日本語訳も載っていました。 ・・・・ 黄昏の空中を 最後の木の葉が わだちへと舞い落ちていく 私の幸せも同じように! ・・・・・・ 幸せ舞い落ちちゃってるがな・・・・!! 正直、 フルートのレパートリーとしては とても有名な曲なんですが 当時受験生の私にとって いや、

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12月6日読了時間: 3分
ほぼ0点から『大丈夫よ』と言われるまで
前回は、 次の師匠として D先生に出会った話をしました。 音楽高校を受験するには 実技以外に試験がめちゃくちゃ あるのです。。 まず「ソルフェージュ」。 ソルフェージュとは、 音を聴き取って 楽譜に起こすという試験です。 ピアノで和音を弾かれて、 その和音を聴き取って楽譜にする。 短旋律のメロディーを弾かれて、 それを楽譜に書く。 音楽の基礎能力を測る試験です。 さらに、 「新曲視唱」 という試験もありました。 ぱっと楽譜を渡されて、 30秒見る時間が与えられて、 「はい、どうぞ」 と言われて歌わなければいけない。 音痴で声の小さい私は 大の苦手でした。 さらにピアノの試験もありました。 幸い、 3歳から不真面目ながらも 続けていたので 課題曲は難なく弾けました。 でも、 大問題だったのが ソルフェージュ。 M高校音楽科のソルフェージュ試験は その辺の音大より難しい

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12月5日読了時間: 4分
次の師匠は、プロオケの首席だった
前回は、 人生最高の演奏をして 1位になれなかった日の話をしました。 圧倒的な才能を前に 「行ってやるんだ」 と決めた日でした。 そんな目まぐるしくも 人生の転機となった 中2もあっという間に過ぎ 気づけば高校の進路選択を考える 時期になっていました。 新学期、 K先生が言いました。 「音楽科っていうのもあるよ」 音楽科? 私は、 それまで全然高校について知りませんでした。 「普通科に行ってレッスン続けてもいいし、 音楽科に進学して音大を目指すっていう方法もあるよ」 K先生は、 二つの選択肢を教えてくれました。 迷いはありませんでした。 コンクールで見た音楽の広い世界。 自分がいた狭い世界。 そして、 世の中にはすごい 才能を持った人たちがたくさんいるということを 目の当たりにして、 音楽の世界をもっと知りたい と思っていました。 迷わず音楽科を選択しました。 K先生は言いました。 「音楽高校を受験するなら、 その高校で教えている先生に レッスンを見てもらった方が

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12月5日読了時間: 5分
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