音が飛ばない…?その原因、座り方かもしれません
- MEGURU

- 12月6日
- 読了時間: 3分
合奏や練習で
長時間座って吹いていると
「なんだか音が飛ばない」
「息がすぐ足りなくなる…」
そんな感覚になること、
ありませんか?
実は座り方一つとっても
奥が深いもので
この秘密を知ることで
座っていても理想的な音色で
演奏ができるようになります。
今日は実際の受講生さんの体験談から
この秘密についてお話しします。
私のトレーニングを通して
正しい座り方を学んだ方々は
座奏時の音色に大きな変化がありました。
Aさんは
「そもそも立奏と坐奏でそんなに違いがあると
考えたことがなかったので、
それ自体が新しい気づきでした」
と、新しい視野を手に入れて、
Bさんは
「立奏と座奏の共通点は、
足裏の母指球土踏まずで
地面を感じること、
重心を上に意識しながら腹圧をかける。
座奏では、それに加えて
おしりの坐骨で支えて座ること。」
と、 自分の身体のイメージに 置き換えることができました。
またCさんは
「座奏でも姿勢を正せば
お腹に力が入ることが分かった」
と、 どのようにしたら
理想的な演奏に近づけるのか
紐解くことができました。
あなたがもし座奏をした時に
立奏の時よりも音色が良くない
ということがあるのなら
それは座り方の“クセ”が
影響しているかもしれません。
演奏中、つい背もたれに
もたれたり、骨盤を丸めて
座ってしまうと、 体が「仙骨座り」
になりやすくなります。
ここから重要な
身体の仕組みについて
お話ししますね。

今、このブログを座って読んでいるなら 自分の姿勢がどうなっているか 確認してみてください。
仙骨とは、腰の少し下、 お尻の割れ目の上あたりにある 三角形の骨です。 ここを支点に座ってしまうと 骨盤が後ろに倒れ、 お腹の力が抜けやすく なってしまいます。
その結果、腹圧がかからず、 息が支えられない状態に🙁。
音にハリがなくなったり 息が最後まで もたなかったりします。
これを防ぐには、 「坐骨座り」を 意識するのが ポイントです。
↓の右の座り方を見てみましょう |

坐骨は、 左右のお尻の一番下にある “ゴリっとした骨”。
椅子の座面に、 この骨を 「立てて乗せる」ように座ると
骨盤が自然に立ち
上半身も無理なく起きて お腹にも自然と 力が入りやすくなります。
姿勢を正そうと力むより 「お尻の下に坐骨を感じる」だけで 呼吸も、音の抜けも、 大きく変わってきます。
実際に私の講座では 仙骨座りと坐骨座りで腹圧と音色がどう変わるのか 実践ベースで学ぶことができます。 受講生の方々は 音色の改善だけでなく
楽団での長時間の座奏による 疲労の削減などにも
役立てています。
あなたも実際にやってみて、 ぜひ感想をコメントでお知らせください♪ |
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